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ジョンズ・ホプキンス大学とマサチューセッツ工科大学が研究では、アウトブレイク時に気温が摂氏3~13度だった地域で、最大数の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が発生していることが判明した。スペインとフィンランドの2人の研究者が投稿した論文によると、これまでの世界の陽性症例の95%が、摂氏-2度から10度の気温(MITの分析結果と密接に関連する)および乾燥した環境で起こっていることが分かったという。

これに対し、平均温度が摂氏18度を上回る国では全体の5%未満しか症例が発生していない。現在ヨーロッパや米国が中心になっているのは気候や温度の要素も関係している可能性が高い。このパターンは米国でも見られ、テキサスやフロリダ、アリゾナといった南部の州では、ワシントンやニューヨーク、コロラドなどの北部州よりも拡散のペースが遅い。

しかしさまざまな要素が考えられ、気候や温度が完全な要素でもなさそうだ、とも言える。ハーバード大学公衆衛生大学院の感染症ダイナミクス・センター(Center for Communicable Disease Dynamics)のマーク・リプシッチ所長は、最近投稿した記事でそのような分析に同調し、「気温や湿度の高い気候において、新型コロナウイルスの感染力が穏やかに下がっていくことは期待できるかもしれないが、それらの漸減だけで、感染数を大きく減らすのに十分なほど感染速度が遅くなるのを期待すべきではない」と記している。上記内容はMITレクのロジーレヴュー誌のKaren Haoがまとめたものです。

要するに、日本も春夏に気温が上昇し感染が弱まる、という論理に期待すべきではないようです。また、現在、東南アジアやインドネシアは死者や感染者が少ないが、時間差でヨーロッパのようになる可能性もあり、バリ島も遅れてやってくる感染爆発を準備しておくべきかもしれません。

※ヨーロッパ感染は、まだまだ、はじまったばかりです。トランプは本日、米国の死亡者のピークは2週間後・・・・到底信じられない。イメージとしては全世界で夏に向かって感染がさらに進むのではないでしょうか。